鹿児島市医師会病院

診療放射線室

放射線検査室のご案内
放射線検査室の案内図(2階)
胸腹部骨一般撮影(CR) 乳房撮影(マンモグラフィ)
血管造影(IVR) 核医学(RI)検査 消化管透視撮影(DR)
心臓カテーテル検査 C T 検 査 MRI検査
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【検査で受ける放射線・自然の放射線】
 放射線が発見され、医療に利用されるようになる前のむかしから、私達は宇宙や大地・食物・空気中など自然界から色々なかたたちで自然放射線(1年間に平均2.4ミリシーベルト)を受けています。その一例と、国際原子力機関(IAEA)ガイダンスレベル、日本放射線技師会医療被曝低減目標値、当院での胸・腹の撮影での線量の値を示します。ガイダンスレベルとは、1回照射あたりの被曝線量がこの値を超えないようにしようという目安であり、この値を越えたからといって、放射線の影響がすぐにでるものではありません。
 自然放射線と比較した場合、1回あたりのX線胸部検査の量は、いかにすくないかがおわかいただけると思います。当院での胸部X線検査1回での表面線量は、NDD表面線量簡易計算式を用いると約0.12ミリグレイとなっており医療被曝低減目標値と比較してもじゅうぶん低い値となっております。
【入射表面線量(ミリグレイ)】
  当院での表面線量 日放技師会ガイドライン IAEAガイダンスレベル
胸部正面 0.12 0.3 0.4
腹部正面 0.8 3.0 10.0
このように放射線は医療の中で有効に活用されておりますが、取り扱い方によっては放射線障害という危険な面や遺伝にも大きな影響力をもっており、安全管理について法律で厳しく規制されています。
 私たち診療放射線技師は、常に最新の知識が駆使できるよう生涯研修に努め、放射線と医用画像のプロフェッショナルとして責任を持ち、目的に合ったより良い医療画像の提供を心がけています。
 また、医療用放射線被ばくの減少・最適化にも努力しています。検査や放射線に関するご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください

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