鹿児島市医師会 初期臨床研修プログラム

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新着情報:2019年12月

感想(3)!

鹿児島大学病院 1年目研修医が「鹿児島大学桜島プログラム」として、

当院で令和元年9月~令和元年11月まで研修を行いました(循環器内科・外科・消化器内科)。

今回は、研修を終えた研修医から感想をいただいたので掲載します。

【研修を終えての感想】

鹿児島大学桜島プログラムの院外研修として9月からの3ヶ月間、以前ご縁のあったここ鹿児島市医師会病院で研修させていただくことになり、研修前から楽しみで仕方がありませんでした。

9月は循環器内科での研修でした。心臓カテーテルを中心に心エコー、トレッドミル運動負荷試験などの検査、心電図判読などを勉強させていただきました。最終週にはカテーテルの静脈穿刺も経験することができました。循環器内科だけあってとにかく目まぐるしく変わる状況に迅速に対応しなければならず、のんびり屋の自分にとっては少し大変でした。

10月は外科研修の傍ら、指導医の先生の計らいで麻酔科にも関わることができました。麻酔の導入から立ち会い、マスク換気からの気管挿管を行い、そのまま助手として術野に入るということもしばしばありました。胃切除や腹腔鏡下胆摘などの消化器系、鼡径ヘルニア、乳癌の外科手術に入ることができました。

11月は消化器内科での研修でした。胃カメラを中心に大腸カメラや腹部エコーに挑戦させていただきました。胃カメラでのスクリーニングレベルの技量を習得できたのは大きな収穫でした。

医師会病院の研修を終えて良かったと思うところは、内科や外科を研修しながら救急やHCUが学べること、研修医1年目でも手技を多く経験させてもらえること、診療科の垣根が低く気軽に他科の先生に相談できることです。また、看護師、臨床検査技師、薬剤師などの他の医療職の方もとてもフレンドリーで気軽に声をかけて下さってご指導いただくことも多くありました。また、診療科研修の他に、インフルエンザの予防接種も数多く経験させていただけるのは医師会病院の特典ではないかと思います。

そして何より感慨深かったのは、私本人がここ医師会病院に入院した当時の紙カルテを見つけることが出来たことです。カルテ検索に尽力いただきました皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。研修の終了とともにカルテを持ち帰りたい気持ちですが、次回また医師会病院を訪れるときの楽しみとしてとっておこうと思います。

最後になりましたが、今回の研修でご指導いただきました先生方始め医療スタッフの皆様、研修する上でお世話になった医局秘書の方々、事務方の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

鹿児島大学病院1年目研修医 政岡 寛之