令和３年度 鹿児島市医師会 病院指標

『令和4年度　病院情報の公表の集計条件について』に基づき集計しています。
　消化器悪性・良性腫瘍の患者様の手術および術後補助化学療法を行っています。
　初回化学療法、ご高齢の患者様や遠方の患者様など、入院での治療を行っています。
　乳房の悪性腫瘍について、当院は鹿児島市医師会の会員により設立され、開放型共同利用施設として会員医師と共同で手術を行っています。

　大腸ポリープに対するポリープ切除が1位となっています。また、総胆管結石、胆管炎、閉塞性黄疸などに対し内視鏡的手術（内視鏡的胆道ステント留置や内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術（ENBD）など）が多く54件でした。

　症例数1位、４位、５位は狭心症で、心臓カテーテル検査が９８件と最も多く、狭心症に対する経皮的冠動脈ステント留置術や、薬物療法やその他検査のみの症例もあります。
　２位は完全房室ブロック等のペースメーカー植込み術や交換術、３位は心房細動等の薬物治療となります。
　２４時間救急受入体制で循環器疾患を受け入れています。

　脳神経内科では不明熱などの原因の分からない疾患を多くご紹介いただいており、専門の医師による精査・治療を行います。
　１位は脳炎、脳症、髄膜炎で、38件となっています。
　指定難病である慢性炎症性脱髄性多発神経炎などに対するガンマグロブリン大量療法が20件となります。
　基礎疾患を他に持つ患者様やご高齢の患者様など誤嚥性肺炎を罹患する症例が多く20件となっています。高齢者も多いため在院日数は伸びる傾向があります。
　難治性膠原病やリウマチ性多発筋痛など１９件、尿路感染症等が同数で１９件となります。

　子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症（子宮の細胞が子宮以外の場所にできる）に対する腹腔鏡下手術を数多く実施し、緊急手術が必要な子宮外妊娠に対して腹腔鏡下手術も多く実施しています。
　子宮全摘術については手術歴、病状などで施行しています。
　女性専用病棟を設けており、安心して療養いただけるように努めています。（病床調整で男性が入院する場合がございます。）

『令和4年度　病院情報の公表の集計条件について』に基づき集計しています。
　外科で最も件数が多い腹腔鏡下胆嚢摘出術は、当院では1991年から導入し、技術の向上に伴って最近では約80%がこの術式で行われています。重症の胆のう炎や手術歴がある場合は開腹手術となります。
　乳腺悪性腫瘍手術について、当院は鹿児島市医師会の会員により設立され、開放型共同利用施設として会員医師と共同で手術を行っており、術後は紹介元へ転院し療養されるため、転院率が高くなっています。
　腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術ですが、大腸がんに対する腹腔鏡手術は1990年代前半から国内で行われるようになり、腹腔鏡手術を施行する施設は徐々に増えています。
　急性虫垂炎に対して行う腹腔鏡下虫垂切除術は緊急で行うことが多く、術前日数は１日未満となっています。

　内視鏡的ポリープ切除術が多く、検査で見つかった場合、同日に切除をしています。（検査で見つかっても改めて別日に切除する施設もあります）
　内視鏡的胆道ステント留置術は胆管炎や閉塞性黄疸等に対する処置です。
　小腸結腸内視鏡的止血術は結腸憩室出血等の下部消化管出血に対し行われます。

　完全房室ブロック、洞不全症候群やペースメーカー電池消耗に対して行うペースメーカー移植術と交換術が多くなっています。
　急性心筋梗塞や狭心症に対する経皮的冠動脈ステント留置術が多く、定められた基準により急性心筋梗塞、不安定狭心症、その他の３つ分かれています。
　年間症例数10件未満の場合「－」で表示しています

　脳神経内科では併存症などに対する手術が殆どです。
　難病による嚥下機能低下や誤嚥性肺炎を繰り返す患者さんに対し、内視鏡による胃瘻造設術が行われています。施術は消化器内科の医師が行います。
　胃瘻造設後、施設への転院や他医療施設でリハビリを行うため転院率が高くなっています。
　年間症例数10件未満の場合「－」で表示しています

　子宮筋腫や子宮腺筋腫症に対する腹腔鏡下の子宮全摘や筋腫核出術が多く、子宮鏡下手術も多くあります。
　卵巣良性腫瘍やチョコレート嚢胞に対する腹腔鏡下手術も多く、子宮筋腫と卵巣腫瘍がある場合等、同時手術を行っています。
　子宮外妊娠に対する緊急腹腔鏡下手術も施行しています。
　女性専用病棟を設けており、安心して療養いただけるように努めています。（病床調整で男性が入院する場合がございます。）