生理機能検査室

生理機能検査室

生理機能検査室紹介

 生理検査は各診療科の医師と連携し、心電図、超音波、脳波検査など身体の機能や構造を調べる検査を行っています。生理検査室は7名の臨床検査技師(臨床工学技士資格保有者2名含む)で構成しています。当院は日本超音波医学会超音波専門医研修施設に認定され、当検査室は認定超音波検査士資格を取得しています。

【有資格】

 ・日本超音波医学会認定超音波検査士
  循環器領域:5名、消化器領域:4名、体表領域:3名、血管領域:3名
 ・二級臨床病理技術士
  臨床科学・循環生理学:1名

【所属学会・団体】

 ・日本臨床衛生検査技師会
 ・日本超音波医学会
 ・日本超音波検査学会
 ・日本心エコー図学会

 

【心電図検査】

(1)安静心電図検査

 心臓が発する電位を心電計で記録し、伝導障害や不整脈、心肥大などを診断します。
 検診でも行われる一般的な循環器の検査です。 検査時間は2~3分程度です。

(2)マスター運動負荷試験

 心臓に軽い負荷をかけ心電図変化を記録し狭心症や不整脈などを診断します。
 安静時の心電図を記録した後に2段の階段を昇降運動します。
 運動の速さ時間は性別・年齢・体重によって決まりますので多少個人差があります。
 技師が状態を見ながら指示をだしますので安心して検査に望めます。
 また辛くなればいつでも検査は中止できます。 検査時間は10分程度です。

(3)自律神経機能検査

 脈を一定時間記録し心拍の変化を観察します。
 自律神経障害のスクリーニング検査です。 検査時間は10分程度です。

 

【心エコー検査】

(1)心エコー検査

 心臓の大きさ、肥大の有無やその程度また心臓の動きや弁膜疾患などを調べる検査です。
 体表面から無害な超音波を利用しているため、繰り返し検査できる安全な検査です。
 特に痛みはありませんが、少し強めに機械を押しつける事があります。
途中で呼吸を止めたり体の向きを変えたりしていただきますのでご協力お願い致します。 絶食の必要はありません。
検査時間は20分程度です。

(2)経食道心エコー検査

 体表心エコーでは抽出困難な心臓の病体を検査します。
 胃カメラと同じ要領で探触子を食道内に挿入するため、苦痛を伴い患者様の協力が不可欠です。
 検査中は医師と技師が付き添い状態を見ながら検査の説明を行い安心して検査に望めるように努めます。
 検査の前は6時間以上絶食となります。(検査が午前中の時は朝食を抜いてください)
 食道に病気のある方肝硬変の方は主治医にご相談下さい。
 外来の方は院内で1時間程休んでからお帰り頂きます。 お車の運転はご遠慮下さい。
検査時間は30分程度です。

(3)四肢血管エコー検査

 全身の血管(動脈硬化、静脈血栓、静脈瘤など)を調べる検査です。
 体表面から無害な超音波を利用しているため、繰り返し検査できる安全な検査です。
 途中で呼吸を止めたり体の向きを変えたりしていただきますのでご協力お願い致します。 絶食の必要はありません。
検査時間は30分~1時間程度です

(4)頸動脈エコー検査

 動脈硬化による頚動脈血管内膜の肥厚評価や血管の狭窄や閉塞がないか、血流速度、プラークの有無などを検査します。
また頸動脈は動脈硬化の好発部位であり動脈硬化の進行の程度より全身の血管の状態を把握するスクリーニング検査としても用いられます。
 体表面から無害な超音波を利用しているため、繰り返し検査できる安全な検査です。
 途中で呼吸を止めたり体の向きを変えたりしていただきますのでご協力お願い致します。 絶食の必要はありません。
 検査時間は40分時間程度です。

【トレッドミル検査】

トレッドミル運動負荷試験検査の目的

 虚血性心疾患(狭心症など)の診断及び重症度評価治療効果の判定
 虚血性心疾患のスクリーニング検査
 心臓リハビリテーションや生活指導
 不整脈の評価など

検査内容

 手前に動いてくるベルトの上を歩いてもらい徐々にスピードと傾斜を加えて心臓に負担をかけます。
 心電図と血圧モニターの監視下において医師と技師が状態を見ながら検査の説明を行いますので安心して検査に望めます。
目標心拍数を設定して歩いて頂きますが辛くなればいつでも検査は中止できます。
 検査当日は食事を摂られて下さい。
 検査時間は30~40分程度です。

【ホルター心電図】

24時間ホルター心電図検査の目的

①自覚症状と心電図との対応
②不整脈の診断 
③虚血発作(狭心症など)の診断 
④不整脈、狭心症などの治療効果判定
⑤心臓ペ-スメーカー作動確認など

検査内容

 携帯用心電図により睡眠中も含めて24時間にわたり心電図をメモリに記録します。
 機械の装着中はお風呂やシャワーの使用はできません。
 それ以外はいつもと同じ生活を続けて下さい。
 機械の装着と説明で約15分程度です。

【24時間血圧計】

検査の目的

 高血圧の程度の判定
 高血圧の治療効果
 白衣高血圧の診断
 高血圧や低血圧と自覚症状の関係など

検査内容

 血圧測定のためのカフを腕に巻き肩から小型の記録装置を携帯します。
 30分ごとに自動で血圧測定を行い24時間メモリに記録します。
 機械の装着中はお風呂やシャワーの使用はできません。
 それ以外はいつもと同じ生活を続けて下さい。
 機械の装着と説明で約15分程度です。

【ABI(足関節上腕血圧比)】

ABI(足関節上腕血圧比)検査の目的

動脈硬化の早期指標となる簡便なスクリーニング検査です。
①閉塞性動脈硬化症(ASO)
②糖尿病
③高血圧
④動脈硬化症
⑤冠動脈疾患
⑥脳動脈疾患など

検査内容

 両手両足にカフを巻き同時に血圧を測定しPWV(脈波伝播速度:心臓から押し出された血液により生じた拍動の伝播速度)とABI(足関節上腕血圧比)の2項目を測定します。
 検査時間は3分程度です。

【サーモグラフィ検査】

検査の目的

 血行障害
 代謝障害
 慢性疼痛
 自律神経症状
 炎症
 腫瘍
 体温異常など

検査内容

 生体の表面温度分布を画像化し診断や治療効果の判定に応用されます。
 繰り返し行える安全な検査です。

【脳波検査】

 脳から発せられる活動電位を脳波計にて記録します。
 てんかん領域の診断に最も威力を発揮し、意識障害の診断などに用いられます。
 脳死判定の診断にも用いられる検査です。
 検査時間は40分程度です。

【筋電図検査】

検査の目的

 神経の障害や断裂、筋肉のけいれんや萎縮などを診断します。

検査内容

 当院では針筋電図、誘発筋電図、体性感覚誘発電位、視覚誘発電位、聴性誘発電位などの検査を行っています。
 針筋電図検査は筋肉に直接針を刺したり、誘発筋電図や体性感覚誘発電位は神経を電気で刺激するため多少の苦痛を伴う検査です。視覚誘発電位は視覚刺激、聴性誘発電位は音刺激を行います。
 筋肉の興奮状態、神経の伝導速度や誘発された波形を確認し病態を把握し診断します。
 聴性誘発電位は脳死判定の診断にも用いられます。
 検査の実施には患者様の協力が不可欠であり安心して行われるよう努めます。
 心臓ペースメーカーなどを使用している場合は検査前に申し出て下さい。
 針筋電図に使用される針は完全滅菌されており1回限りの使い捨てですのでご安心下さい。

【重心動揺検査】

検査の目的

 めまいや平衡障害など体の揺れを客観的に分析します。
 揺れの大きさや方向、スピード、規則性などから病体の障害部位(内耳、脳、その他)の推定及び重症度を検査します。

検査内容

 床においた平らな台に脚を揃えて立ち1分間ずつ開眼時と閉眼時の記録します。
 検査時間は5分程度です。

【腹部エコー検査】

(1)腹部エコー検査

 肝蔵、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、その他消化器全般のエコー検査です。
 体表面から無害な超音波を利用しているため、繰り返し検査できる安全な検査です。
 特に痛みはありませんが、少し強めに機械を押しつけることがあります。
 途中で呼吸を止めたり体の向きを変えたりしていただきますのでご協力お願い致します。
 検査の前は6時間以上絶食となります。(検査が午前中の時は朝食を抜いてください)
 検査時間は20分程度です。

(2)体表エコー検査

 甲状腺、乳腺、その他体表組織全般のエコー検査です。
 体表面から無害な超音波を利用しているため、繰り返し検査できる安全な検査です。
 絶食は必要ありません。
 検査時間は20分程度です。

 

 

 

【呼吸機能検査】

検査の目的

 呼吸に関する機能が障害されたときその程度と内容を検査します。
 手術前の呼吸状態を評価し麻酔中に起こる可能性のあるトラブルや術後の合併症などの危険を避けるための検査としても行われています。

検査内容

 当院では肺気量分画測定、フローボリュウムカーブ、機能的残気量測定、肺拡散能検査、基礎代謝率測定(予約制)などの検査を行っています。
 検査の実施には患者様の協力が不可欠であり正確に呼吸機能を調べるために測定時には担当技師がかけ声をかけて誘導させていただきます。
 装置内を清潔に保つためスパイログラフィー用フィルターを用いるなど安全性に努めています。

 


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