[設立70周年記念特集]

祝     辞


鹿児島市長
森  博幸
 皆様,こんばんは。市長の森でございます。
 本日,新制鹿児島市医師会設立70周年記念祝賀会が,関係の皆様多数ご出席のもと,このように盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。

 鹿児島市医師会におかれましては,昭和22年の設立以来70年の長きにわたり,市民の健康を守るための様々な活動を通じて,本市の保健・医療・福祉の向上に大きくご貢献いただきながら,着実に発展を続けてこられました。
 昭和54年には夜間急病センターを開設され,平成18年からは本市の委託事業として運営に当たっていただいておりますほか,昭和59年に開設された医師会病院は,開放型・紹介型病院として,さらには,災害拠点病院や地域医療支援病院としての役割を果たされるとともに,鹿児島市・日置市・いちき串木野市,鹿児島郡からなる鹿児島保健医療圏における第2次救急医療などにもご尽力いただいております。
 これもひとえに,歴代会長並びに約1,500人からなる会員の皆様方のたゆまぬご努力の賜物であり,深く敬意を表しますとともに,各種健診や予防接種,救急医療など,市政の各面にわたり温かいご理解とご協力を賜っておりますことに,心から感謝申し上げます。

 さて,近年,我が国では,少子化とともに,世界でも類をみないほどの超高齢化が進み,保健・医療・福祉の面で,解決しなければならない多くの課題を抱えております。また,災害による不特定多数の健康被害に対する危機管理や,疾病構造の変化への対応も求められております。
 このような中,本市におきましては,妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援や健康増進・疾病予防に関する施策を積極的に推進するとともに,国際認証を取得したセーフコミュニティの取組を展開するなど,「健やかに暮らせる安全で安心なまちづくり」を進めております。さらに,本市の医療の要であります鹿児島市立病院の機能の充実に努めているところでございます。

 今後とも,皆様方と課題を共有しながら緊密に連携・協力し,質の高い地域医療の充実と,市民の健康増進を推進してまいりたいと考えておりますので,引き続き,変わらぬご支援を賜りますよう,お願い申し上げます。

 終わりに,鹿児島市医師会が,このたびの記念すべき節目を契機に,益々発展されますことと,会員の皆様方のさらなるご健勝・ご活躍を心からお祈り申し上げまして,お祝いの挨拶といたします。




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