[設立70周年記念特集]

新制鹿児島市医師会設立70周年記念祝賀会



日 時:平成29年11月7日(火) 午後7時   
会 場:城山観光ホテル ロイヤルガーデン



次  第
司会:庶務担当理事      古謝将一郎
1. 開会のことば
2. 会長挨拶 
3. 祝  辞
  鹿児島県知事       三反園 訓 様
  鹿児島市長         森博幸 様
  鹿児島県医師会会長   池田 琢哉 様
4. 来賓紹介
5. DVD上映
  「鹿児島市医師会70年の歩み」
6. 乾  杯 
7. 祝電披露
8. 祝  宴
9. 万歳三唱 
10. 閉会のことば

 祝賀会は,古謝庶務担当理事の進行のもと,池田副会長の開会のことばにより開会した。
 猪鹿倉会長の挨拶の後,鹿児島県知事,鹿児島市長,鹿児島県医師会会長からそれぞれ祝辞を頂戴した。来賓紹介に続いて,鹿児島市医師会設立70周年記念「鹿児島市医師会70年のあゆみ」と題してDVD上映が披露された。
 上映では,鹿児島市医師会誕生から今日に至るまでの70年の歴史を懐かしい写真等を流しながら紹介され,ご来場の先生方からは盛大な拍手が湧き起こった。
 余韻が残るなか,海江田健顧問の乾杯のご発声により華々しく開宴となった。
 終始和やかな雰囲気のなかで各テーブルともに話しの尽きない様子であったが,午後9時30分,鹿島友義顧問のご発声により万歳三唱となり盛会裡に終宴,新名副会長の閉会のことばにより恙無く閉会した。
(事務局)


会長挨拶全文



 本日,ここに新制鹿児島市医師会設立70周年記念祝賀会を開催しましたところ,鹿児島県知事,鹿児島市長,鹿児島県医師会会長様をはじめ多くのご来賓の方々に,たいへんお忙しい中をご臨席賜りまして,まことに光栄に存じます。
 また,会員の先生方にも多数ご出席いただき,心から感謝申し上げます。

 さて,新制鹿児島市医師会は,昭和20年の敗戦後,GHQの指令により旧医師会が解散させられ,民主化の新制度による新制医師会が設立された昭和22年11月1日から数えて 『70周年』 ということでございますが,元々の鹿児島市医師会の創立は明治21年頃と伺っておりますので,実際には130年近いわけでございます。
 新制鹿児島市医師会の当初の会員数は189人でありましたが,その後,年々会員数が増え,昭和43年には,旧谷山市を中心とする鹿児島郡医師会と合併し450人となりました。
 その後も増加し続け,11月1日現在で,会員数1,501人と,ついに1,500人を超え,会員施設数539施設,市医師会の職員数609人を数えるまでに至り,九州の各県庁所在地にある首市医師会のなかでは福岡市に次ぐ2番目に大きな医師会となりました。会員の入会率も例年97%を超え,全国有数の入会率を誇っております。
 この間,鹿児島市医師会は看護専門学校・臨床検査センター・夜間急病センター・医師会病院などの共同利用施設の運営を開始し,歴代役員を中心に時代のニーズに応じて医療・保健・福祉の総合的な地域医療を展開してまいりました。

 後ほど,鹿児島市医師会の70年を振り返り,その歩みをビデオで上映いたしますので,ぜひ懐かしく思い出しながら,ご堪能いただきたいと存じますが,歴代役員の先生方には,力強いリーダーシップと実行力で会員を導いていただき,日本でも有数の医師会に育て上げていただきましたこと,心から感謝申し上げる次第でございます。
 また,日頃,地域医療あるいは医師会事業に,並々ならぬご支援とご協力,そしてご尽力をいただいております会員の先生方,さらには各面から格別なご指導・ご高配をいただいておりますご来賓の方々に改めて衷心より感謝と御礼を申し上げる次第でございます。
 そしてまた,本日は職員の方にも多数ご出席いただいており,嬉しい限りでございます。時代の変遷とともに,医療情勢は厳しさを増しており,医師会の各種業務も年を追うごとに多岐にわたり,その量も膨大となってきております。日々,何かと苦労を強いているかと思いますが,皆様方の力があってこそ,今の70周年を迎えられているということを,私はじめ執行部役員一同,誇りに思っております。改めて,敬意を表する次第でございます。

 ところで,私こと猪鹿倉が,鹿児島市医師会第十四代会長を務めさせていただいております現執行部も,早くも来年6月で3期目が任期満了となります。振り返りますと,役職員一丸となって,まさに怒涛の3期を取り組んでまいったと思います。まだまだ生ぬるいとお叱りを受けるかもしれませんが,事業計画での将来を見据えた方向性はもとより,樹木で例えるなら,少なくとも,根をしっかりはり,枝は四方に伸び,葉もさらに青々と茂りつつあるのではないかと,自賛ながら感無量の思いでございます。この医師会の木を決して枯らすことなく,後世へしっかりとつないでいくことも大切な役目であると思います。そのような中,昨今の当市医師会の課題は,2025年の状況をふまえた地域医療構想への取り組み,そしてその基盤をなす地域包括ケアの構築,一方では,共同利用施設の運営安定化,医療事故調査制度はじめ厳しい医療情勢の中での会員の先生方の地域医療の安定化など,様々な広いエリアに及びます。諸先輩方が培ってきたこの鹿児島市の地域医療を,今後もさらに安定的に発展充実させ,そしてまた,鹿児島県の県都の役割として,全県の医療を支えていくためにも,会員皆様のさらなるご理解とご協力を仰ぎながら,「会員のためにどうあるべきか,どうあるのがベストか」,ということを常に念頭に置き,誠心誠意,取り組んでまいらねばならないと,執行部一同その意を改めてかみしめております。

 来年は,明治維新から数えて150年を迎え,鹿児島にとっては大きな節目の年となります。
 鹿児島市医師会もまた,医療を取り巻く環境が厳しさを増す中,今後ますます加速する少子高齢社会に対し,市民が質の高い医療・介護を受けられるよう,地域医療のさらなる充実に向けて一層の努力を続け,本日,ご臨席のご来賓の皆様,そしてまた会員の皆様方のお力添えをいただきながら,会員のための鹿児島市医師会として80周年そして100周年と,次の世代へ繋げる確かなものを築き上げてまいりたいと存じますので,今後ともさらなるご指導・ご協力を賜りますよう,何卒よろしくお願い申し上げます。
 最後になりますが,本日は,何かと不行き届きの点もあろうかと存じますが,医師会の歴史を紐解き,また70年の思い出話に花を咲かせながら,時間の許す限り,ごゆっくりご歓談いただきますれば,幸いでございます。
 結びに,本日ご臨席の皆様方のますますのご健勝とご多幸,そしてご活躍を祈念いたしまして,挨拶とさせていただきます。
 本日は,まことにありがとうございます。




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