随筆・その他

リレー随筆

趣 味 を 振 り 返 る


鹿児島県立大島病院 放射線科 鮎川 卓朗

 最終締切前日(というかもはや当日)の火曜日の深夜1時32分,TOSHIBAの2011年秋・冬モデルのパソコンを前にこのリレー随筆に取り掛かり始めました。『お前は本当にいつもギリギリアウトだな』 お師匠さんに昔言われた言葉を思い出します。現在の職場の同僚で,研修医の同期でもある有水琢朗先生から貰い事故のようにかるーい感じでバトンを渡されてしまったことを少し後悔していますが,頑張って次の先生にバトンを繋ぎたいと思います。
 さてここ数日の自分を振り返ってみますが,金曜日は医局の飲み会からスナック的なところでカラオケ(RADWIMPSやONE OK ROCKなど)を歌っていました。土曜日の夜はママ友の会から取り残された旦那・子供たち3家族で上記の有水先生や研修医の先生と家飲みをしながらLUNA SEAやB'zのライブ映像を見ていました。日曜日午前中には親子遠足みたいな幼稚園の催しに参加し,わが子の写真をたくさん撮りました。午後からはバドミントンの市民大会に参加し,B級で準優勝できました。(しかし決勝戦では,男子のトーナメントに参加してた女子高校生ペアに負けるという屈辱…。相手が県優勝?国体候補?とは言え,女子高校生に負けるのは流石に悔しかったです)。と,この3日間で既に自分の趣味を満喫している生活です。そんな自分の趣味について書かせていただきます。だらだらと薄っぺらい文章ですが,お付き合いいただけると幸いです。

①音楽
 今まで行ったLIVE・コンサートはB'z,小田和正,HY,GLAY,The LOVE,三浦大知,T.M.Revolutionなど。振り返ってみるとあまり多くは行ってないですね。そしてバンドからPOPS,ダンスミュージックと節操がない感じです。
 初めて行ったのはB'zの「SURVIVE」のTOURでした。友達にチケットが余ってると誘われ行ったのですが,稲葉浩志のかっこよさに度肝を抜かれました。僕らの世代のB'zと言えば「RUN」や「IN THE LIFE」などがハマったアルバムかなと思いますが,LIVEに行った影響もあり僕にとっては「SURVIVE」が一番の名盤となりました。
 次に行ったのは,小田和正の「個人主義」のコンサートでした。部活の先輩(医局の先輩でもあります)が仕事で行けなくなってしまい,代打で行かせていただきました。なんてたなぼたな人生!!CDとまったく変わらないクオリティと美しい楽曲や声に魅了されました。年末の特番「クリスマスの約束」はうちの両親や兄弟みなが大好きで,一番楽しみにしているテレビ番組であります。年末・年始に集まると必ず直近のクリスマスの約束について,にわか評論家が誕生し議論になります。毎年もちろん感動するのですが,僕にとって2009年に放送された 『22分50秒』(参加した各アーティストの代表的な曲をワンコーラスずつメドレー形式で歌い継ぐ。曲の長さがそのままタイトルとなっている)は音楽の,歌の力を本当に感じられる最高の時間でした。オフコース時代の名曲のセルフカバーも含めた「自己ベスト」や「個人主義」が自分にとっての名盤です。
 三浦大知は2011年くらいから聞き始め,LIVEにも5回以上は行きました。最近やっと知名度があがってきましたが,まだまだ多くの方が知らないと思います。昔FOLDERという沖縄アクターズスクール(安室奈美恵やSPEEDなどが所属していた)というスクール出身の小さな子たち(デビュー時の平均年齢が12歳)が7人組でデビューしていたのですが,そのメインボーカルとして歌っていた子です。(同グループには現在女優として活躍している満島ひかりやお笑いタレントビビる大木と結婚したAKINAが所属していました。)和製マイケル・ジャクソンと評されることもあるほど歌と踊りのレベルが高くLIVEでのパフォーマンスは凄まじいです。LIVE TOUR Door to the unknownで見せた完全な無音の中での揃ったダンスを見たときには頭まで鳥肌が立ってるんじゃないかというほど衝撃を受けました。アルバムとしては「D.M.」,LIVE DVDとしては(RE)PLAYがおススメです。
 別な見出しにするのは恥ずかしいのでまとめますが,歌を歌うことも大好きです。カラオケに初めて行ったのは中学3年生の頃でした。それからというもの多分3か月以上空けたことはないのではと思うくらいカラオケが大好きです。機種はDAM派(と言われても本当に何の派閥?ってくらいに意味不明とは思いますが。)です。研修医の頃から忘年会だったり何かのイベントで少し歌わさせていただいたりもしています。去年は脳外科の先生など職場の方々とプチLIVEもどきをさせてもらえ,とても楽しい時間を過ごさせていただきました。今年はサックス奏者の脳外科の先生や上記の有水先生たちとたまに音楽バーみたいなお店で音楽を楽しんでいるので,今年も何か歌う機会があればいいなと思っています。

②オーディオ
 大学3年生の頃に当時,中山バイパス沿いにあったSOUND GARAGEに行きはじめ,ALPINEのMDデッキ(MDA-7767だったかな?)とスピーカーを入れたのが始まりでした。その後独立した店長のお店Wave Roadに通い,現在はCarozzeriaのDEH P-01というメインデッキとTS-V171Aというスピーカー,a.d.sのアンプとCarozzeriaのアンプの組み合わせで鳴らしています。様々なメーカーがあって,それぞれの音の特徴があってじっくりと色々聴き比べて自分の好みの音を探してというのが本来の形なのかもしれませんが,僕はおススメを何種類か聞いて選ぶ程度なので,人に語れる程ではないですし,詳しい方からはその組み合わせはどうなの?と思われるかもしれませんが,上で書いている通り音楽を聴くことがとても好きなので,好きな音楽をよりいい音で聴ける時間はとても楽しい時間です。家のオーディオは祖父から引き継いだDIATONEのDS-1000ZとYAMAHAのYST-SW1000にSONYのアンプで鳴らしています。ホームオーディオは勉強中でまだまだシステムを構築中なのでそのうちいい音/システムが完成すればいいなと思っています。

③カメラ
 以前から写真を撮ることはそれなりに好きだったのですが,子供が生まれたことをきっかけに,カメラを始めました。研修医の時の勤務先にコンテストを荒らしているようなカメラマンがいたこともあり,更に刺激を受けいい写真を撮りたいと思いはまってしまいました。カメラはNikon派なのですが(これまた派閥って何?って感じだと思います。以前はNikonとCANONの2大派閥で,現在はSONYも台頭しているといった印象でしょうか。)D610というカメラを使って,レンズはNikonのAF-S 58mm f1.4やSIGMAの35mm f1.4といったレンズを愛用しています。幸い自分の趣味と家族へのサービスが両立している(と思っているのは自分だけ?)こともあり,家族旅行は景色がキレイな所で子供たちの写真を撮るという目的で僕が計画しています。目下欲しいものはD750とD500の本体,24-70mm f2.8というレンズですが,この趣味は新しいレンズやカメラ本体にかなりのお金がかかってしまうことが難点で,通帳とにらめっこしながら物欲を押さえつけています。後は現在奄美勤務の為,防水ミラーレスカメラのAW1か防水コンデジのW 300など海の中でキレイに撮れるカメラの購入を検討しています。いつか明治安田生命のコンテストに入賞できないかななどとひそかに企んでいます。

④バドミントン
 大学時代から始めた割には,部活以外にも社会人クラブに参加したりして練習をし,それなりに上達しました。が,社会人になって現役時代の+10kg以上の体重に膝も耐え切れず,やる暇もなくなり一時はラケットを置いていました。現役でやっていた頃は,ラケット同士が折れやすいこともあり,1本/年くらいのペースで買い替えたりしていました。好きだったラケットはAEROTUS 100とISOMETRIC SWING POWERのSA,ARMORTEC 800 DEFFENSIVEなど。去年,鹿屋医療センターに勤務していたのですが,県病院の対抗戦に出るために少し復帰し,今年から週一回~二回ほどやっております。10年近く前に購入したラケットと15年以上も前に購入したラケットバッグを新調し(ラケットは中級者向けのNANORAY i-SPEED),病院の職員さんやとてもレベルの高い人たちの集まりに顔をだし,練習しています。現役の頃に近いくらいに打てるようになれたらなと思っています。目指すは県職員戦の九州大会出場と県病院対抗戦の優勝です!!

⑤その他
 去年,上司の先生や医局の先輩の息子さんであるプロゴルファーの方に教えていただきながらゴルフを始めました。それなりに練習して上達したつもりなのですが,最近はあまり練習もできていない為,まだまだ100切りは達成できそうもありません。もう少し上達して100を切れたら(あと2,3年のうちには…)きっと道具選びにも,はまってしまうんだろうと思います。
 PCは本当になんちゃってなんですが,写真や動画の編集などを目的に自分で組んでいます。職場に持って行っているパソコンもHDDを900GB程度のSSDに換装し6年前のモデルとしては快適に動作しています。

 とりとめもなく,自分の趣味をだらだらと書いてしまいました。これからも趣味を増やしつつ,掘り下げつつ楽しんでいけたらなと思っています。もしどこかで一緒に働く際に共通の趣味がありましたら,声をかけていただければ幸いです。拙い文章にお付き合いくださり,ありがとうございました。

次号は,鹿児島県立大島病院研修医の宇都寛高先生のご執筆です。(編集委員会)





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