編集後記

あけましておめでとうございます。


 「セリナズナ,ゴギョウハコベラホトケノザ,スズナスズシロ,春の七草」。子供の頃,季節感にうるさい母に教わった覚え方が七草粥の時期になると口をついて出ます。四季の移ろいをそのまま人生に置き換えれば半世紀を迎えた身はまだ白秋の始まりかと背筋の伸びる思いで新年を迎えました。さて世の春を謳歌する若人たちに今年は何を伝えていけるでしょうか。
(編集委員 關根さおり


 最近高齢者ドライバーの痛ましい交通事故が連日のように報道されています。一方で技術の進化には目を見張るものがあり,安全性の高い車が次々と登場しています。事故が起こってからでは取り返しがつきません。まずは親,そして我が家と思い切って安全性の高い車を導入しました。当然,日々の運転には細心の注意を払い,事故のないハッピーな2017年にしたいと思います。
(編集委員 今村 直人


 この時分,もう1年経ったのかと思いますが,ざっと振り返ると確かにいろいろありました。歳とともに時の流れが速くなるとはよく言われることです。ある機内誌のエッセイ,浅田次郎の「加速する人生」によると,新たな挑戦がなく同じことの繰り返しだと時の経過は加速するそうです。今年は加速を少しでも緩めてくれそうな,何か新しい挑戦でもしようかなと思います。
(編集委員 森岡 康祐

 今年は,第4回WBC(World Baseball Classic)が行われます。今回他国代表はバリバリのメジャーリーガーが多数参加するそうですが,前回悔しい結果だった日本代表も日本人メジャーリーガーがなるべく参加していただき,なんとか覇権奪還へ向けて頑張って欲しいものです。
 '''がんばれ侍ジャパン'''
(編集委員 角  純啓

 最近,同世代の患者さんが増えたなと感じていましたが,特に昨年は同級生の主治医になる機会が多く,皆,職場健診でひっかかった生活習慣病ばかり。診察の際に“ところでお前は大丈夫なのか?”と聞かれ,少し言葉を濁すことも・・。一応大丈夫なのですが,もっと自信を持って指導できるように今年は節制とトレーニングに励みたいと思っています。
(編集委員 寺口 博幸

 トランプ大統領が誕生するアメリカは,差別はないけど区別がある国というのが私のデトロイト留学経験での実感。1960年代に黒人暴動があったダウンタウンは90%以上の住人が黒人だが,息子の通った郊外の小学校は,黒人の子供が1人,2週間いただけだった。新大統領のもとで区別を乗り越え,他国とも平和な明るい関係が築かれていく事を切に願う新年です。
(編集委員 島田 辰彦

 平成28年途中で本医報の副編集委員長を拝命して,あわただしく半年が過ぎました。ようやく編集の全体の流れやコツがわかってきたような気がします。今年はじっくり腰を下ろして,紙値を高めることができるような編集に務めたいと思っています。今年もよろしくお願い申し上げます。
(副編集委員長 長友 医継

 今年は酉年。新年を迎え一番に鳴く鳥のため縁起が良いとされ,「とり→とりこむ」で商売繁盛にも繋がるようです。私は丑年生まれで,酉年との相性を見てみると「丑は酉を信頼していられ,自然体で付き合う事ができ好相性」とありました。それにあやかり,正月から鳥刺し,焼き鳥に水炊きとお湯割りで,ほっこりなってよか年になりそうです。新年に乾杯〜!!
(編集委員長 上ノ町 仁




このサイトの文章、画像などを許可なく保存、転載する事を禁止します。
(C)Kagoshima City Medical Association 2017