=== 年頭のあいさつ ===

年 頭 の ご 挨 拶
公益社団法人
鹿児島市薬剤師会 会長

     原   浩 一
 明けまして おめでとうございます。
 鹿児島市医師会の先生方におかれましては,輝かしい新たな年をお迎えになられたことと思います。また,私ども薬剤師会の会員が各面から大変お世話になっていることに,心より感謝申し上げます。
 昨年の県議選において先生方のご協力のもとで,宝来良治を当選させていただき大変ありがとうございました。お役に立てることがあろうかと思いますので,色々と申し出ていただければ幸いに存じます。
 昨年は春から,大涌谷,阿蘇山,口永良部島,桜島と次々に活発な噴火が起こりました。桜島は8月には,活発化に伴い警戒レベルも引き上げられましたが,その後は噴火回数も少なくなりました。しかしながら,最近は地震が頻繁に起きており,地下のマグマが気がかりであります。
 昨年は,日本薬剤師会学術大会を鹿児島で行い会員7,000人余の参加がございました。
 関係者まで入れると1万人は超していたと思われます。城山,宝山,県民交流センター,市民文化,サンロイヤルの会場を,シャトルバスを用いて誘導致しました。大きなホールが必要なことを痛感しました。器を作ってはみたものの,一年中イベントがあるわけでなく,その維持費が問題ですが,鹿児島での大きなイベントを開催するに当たり頭を悩ますことになります。しかし,一考の余地が必要であろうかと思います。今回の大会では,医薬分業が約60年たち第3の転換期であると捉えて,1期の1956年の医薬分業法施行,2期の1974年に処方箋料の改定で分業元年とも言われ一気に処方箋が出てまいりました。経済的なインセンティブで処方箋を出してもらい,門前薬局で調剤する現状から本来,薬局が担う患者の服薬情報を処方に生かす事への協議が多くなされました。
 全国的に,薬剤師が不足している中で,特に鹿児島は薬学部がないために,求人には苦慮しております。5年生の薬学実務実習において,一人でも鹿児島に就職してくれるように魅力ある実りの多い実習を心掛けております。新卒は病院勤務の希望が多いため,今後,大学への訪問をはじめ病院勤務の情報を発信していきたい,引いてはその後,薬局勤務にも結び付いていくものと思っております。
 夜間救急薬局の運営をはじめ,先生方のご指導のもとで,市民への医療奉仕に努めていることに,重ねて感謝申し上げます。
 今年の改定は大変厳しいことが予想されますが,市医師会の先生方と連携や協力を図り,引き続きより良い医療を市民のために提供してまいりたいと思っております。最後になりましたが,先生方のますますのご活躍をご祈念申し上げて新年の挨拶とさせていただきます。




このサイトの文章、画像などを許可なく保存、転載する事を禁止します。
(C)Kagoshima City Medical Association 2016