=== 年頭のあいさつ ===
年 頭 の ご 挨 拶 |
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新春を迎え,謹んでお慶びを申し上げます。
鹿児島市医師会の皆様には,多忙を極める日常業務の傍ら,夜間急病センターの管理運営,各種の予防接種や健診,介護保険の認定業務などにご尽力いただくとともに,市政の各面にわたり,温かいご理解とご協力を賜っておりますことに,心から感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと,桜島の噴火警戒レベルの引き上げや,口永良部島の噴火など火山活動に起因した自然災害のほか,西アフリカ3カ国を中心に発生したエボラ出血熱や韓国で流行した中東呼吸器症候群に対する国内での対応をめぐる課題が浮かび上がるなど,様々な出来事がありました。改めて,防災対策の充実や医療体制の高度化など,市民の皆様が安心して安全に暮らせる基盤づくりの重要性を認識したところです。
さて,我が国は,平成20年を境に人口減少局面に入ったとされており,今後の経済規模の縮小や地方都市の衰退等が危惧されております。
このような中,国と地方が一体となって地方創生の取組を進めており,本市においても,昨年12月に,「鹿児島市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定したところでございます。この戦略に基づき,人口減少問題の克服に向け,出生率の向上等に取り組んでおります。
また,今後の超高齢化社会・人口減少社会に適応していくことも重要であることから,地域包括ケアの推進等による健康と生きがいを実感できる市民生活の提供を図るとともに,地域コミュニティの形成や市民との協働を推進し,互いに支え合う温もりある地域社会を形成してまいります。
さらに,引き続ききめ細やかな福祉施策の充実や「子育てをするなら鹿児島市」と思っていただけるよう各種施策をさらに推進し,子どもから高齢者まで,住み慣れた地域で生き生きと健やかに暮らせるまちづくりに努めてまいります。
今年は,薩長同盟150周年となります。日本の行く末を案じて奔走した先人たちにより実現したこの同盟は,明治維新の契機となり,その後の我が国の発展へとつながっていきました。この先,様々な困難も予想されますが,私たちも,現状を正面から受け止めつつ,今こそ,より明るい未来図を描いて,力強く前へ進んでいきましょう。
結びに,新しい年が夢と希望の持てるすばらしい年となりますよう心からお祈り申し上げ,新年の挨拶といたします。

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