編集後記


 窓を開けるとキンモクセイが香り,澄みきった青い空にうろこ雲が浮かんでいます。スポーツの秋,味覚の秋です。今まで馴染みのなかったラグビーですが,五郎丸選手のキック前のポーズまでわかるようになりました。スーパーには銀色のさんまやふっくらした栗や美味しそうな梨が並んでいます。野菜はまだ高値が続いていて白菜は4分の1カットのものまであります。昼間はまだ暑い日もありますが,朝夕はめっきり冷え込んで上着が必要です。秋の深まりを感じます。
 「誌上ギャラリー」は香嵐渓の赤い橋,待月橋です。それにしても鮮やかな紅葉です。巴川の水面に映る紅葉と2倍楽しめます。尊田先生ありがとうございます。命の架け橋をテーマに銘橋を撮り歩いておられるそうです。これからもあちこちの銘橋,絶景をご紹介ください。
 「論説と話題」は第26回全国医師会共同利用施設総会の報告です。メインテーマは「地域医療構想と今後の医師会共同利用施設−医療,保健,介護・福祉の連携−」。過疎の地区や都市部での,医師会病院,検査,健診センターにおける取り組みが報告されています。どこもご苦労されているようです。ご一読ください。
 「医療トピックス」はくすり一口メモです。がん薬物療法の支持療法としてよく使用される制吐薬と鎮痛補助薬の自動車運転に関する添付文書上の記載の有無についてです。
 外来患者さんでも内服されている薬があるので気をつけたいと思います。
 「学術」は初期臨床研修医の砂川先生より「胃癌術後 脳単独転移を認めた1例」を寄稿していただきました。胃癌の脳転移率は約0.5%で単独脳転移はきわめてまれとのこと。貴重な症例報告ありがとうございます。
 「医師会病院だより」は有村先生より泌尿器科の外来,入院,手術について報告されています。最近の傾向として腹腔鏡手術が増加していて,頑張っておられるようです。会員の先生方,患者さんのご紹介よろしくお願いいたします。
 「切手が語る医学」は古庄先生から「知的障害・獣医・医学校・世界人口デー・赤い鼻」の切手が紹介されています。絵画的なものやユーモラスなものいろいろ珍しい切手があるものです。いつもありがとうございます。
 「リレー随筆」は武田先生より「花のある暮らし」をご投稿いただきました。バラや洋蘭をこだわりと愛情を持って育てておられるのが伝わってきます。素晴らしい趣味ですね。
 「各種部会だより」は武元先生より鹿児島市内科医会8月例会<鹿児島市内科医会CPC(臨床病理検討会)>が報告されています。
 「各種報告」では平成27年度鹿児島市の学校心臓検診,腎臓検診,糖尿検診の報告がなされています。救急医療週間行事についての報告もあります。ありがとうございます。鹿児島市医師会臨床検査センター主催学術講演会,平成27年度前半期の学校保健活動,健康教育活動の報告もあります。ご一読ください。
 「附属施設だより」に鹿児島市医師会病院の8月分診療・収支実績と鹿児島市医師会臨床検査センターの8月分検査実績・7月分収支実績が報告されています。会員の先生方のご協力よろしくお願いいたします。
 「鹿市医郷壇」もご投句ありがとうございます。最近投句数が少なくなっています。会員の皆様,ぜひチャレンジしてみてください。
 先日市民健康まつりがアリーナで開催されました。中高年の特に女性の方が多数参加され,体力測定や健康相談などとても積極的でした。健康寿命も伸びそうです。
 昼間と朝夕の気温差が10度もあります。会員の先生方,ご自愛くださいませ。

                                 (副編集委員長 下川 優子


                                              

このサイトの文章、画像などを許可なく保存、転載する事を禁止します。
(C)Kagoshima City Medical Association 2015