[緑陰随筆特集]
僕なりの気分転換とこれからについて
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昔から,家族や友達と旅行をすることが好きで,中学生の時は富士山,高校生の時は屋久島の縄文杉に登りました。どちらも登山した日は,雨が降っており,びしょ濡れになったことを今でも覚えております。
社会人になってからも,職場の先輩との沖縄旅行や同期との熊本温泉旅行,同じ寮の後輩との日帰り三井グリーンランド等,いろいろな場所に出かけました。
沖縄旅行では,美(ちゅら)海(うみ)水族館,首里城,国際通りと観光地巡りも良かったのですが,僕が一番熱中したのは,ゴーヤチャンプルーやソーキそば等の沖縄の郷土料理でした。中でも一番おいしかったのが,ラフテーという郷土料理でした。ラフテーとは,皮付きの三枚肉を醤油で甘辛く味付けした料理で,豚の角煮に似たようなものです。やみつきになってしまい,沖縄で食べるだけでは物足りなく,お土産屋で買い込み,大量に持ち帰りました(笑)。
今給黎総合病院に入職してから,5年という月日が経ちました。入職直後は,患者様とコミュニケーションがうまくとれなかったり,患者様に合った訓練プログラムをうまく立てることができずに悩む日々が多かったです。
悩んでいる時に旅行をして気分転換すると,リラックスして前向きに考えることができ,「また明日から頑張ろう」という気持ちになれます。入職当初と比較すると,悩む頻度は減りましたが,合間を見つけてはどこかに出かけるようにして,気分転換するようにしています。気分転換することは,自分のモチベーションを上げるという意味でも大事です。
それ+αとして,患者様とのやり取りの際に,自分の体験したことを話題として提供し,患者様にも共有してもらうことで,患者様の反応を引き出すことができ,言語聴覚士としての質の向上にもつながっているのではないかと感じます。実際に,自由会話の際に自分の体験を織り交ぜることで,以前よりもコミュニケーションの幅が広がっているなと多々感じることがあります。
今まで,成人分野や聴覚分野を中心に5年間臨床を行ってまいりました。今後は小児分野等,今まで経験したことない分野にも挑戦し,言語聴覚療法臨床領域の幅を広げていきたいと考えています。そして,これからも時には気分転換を行いながら,そこで体験したことを患者様とのコミュニケーションに少しでも活かせるように精進していきたいと思います。

左からソーキそば,ゴーヤチャンプルー,ラフテー(沖縄郷土料理)

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