白馬山系栂池自然園紅・黄葉トレッキングで青春を偲ぶ
| 北区・上町支部 （森口病院） 有馬 榮德 |
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| 写真1 第51回ピースボート地球一周クルーズ同航海（第8回）参加メンバー， 北アルプス白馬山系栂池自然園入口で（標高約2,000m，筆者前列左端） |
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1．インターン時代の山岳実地修練
同病院職員の山岳部がその前年救護班を勤めたすぐ近くの国民体育大会開催地・丹沢山塊はお勤め終了後月夜の登頂，朝帰りなどを含み7回。南（北岳ほか）・北アルプス，谷川岳，富士山，八ケ岳，武尊山，大菩薩峠，雲取山，奥秩父縦走1週間，武甲山（第3回関東地区登山体育大会に病院として参加），乾徳山（同病院外科リクリエーション参加），男体山，尾瀬沼など23回のほか箱根，蓼科の山々や高原，湖沼を単独行またはグループで挙行。当時インターン無給制度反対運動のさ中。インターン生の民間病院・医院当直アルバイトや検診などの収入でも追いつかず，同じ病院宿舎寄留中の大学先輩の女医さんなどによく山行の軍資金をお借りしていましたが，その頃の先輩のご親切が身にしみて感じられる今日この頃です。
もっとも印象に残る1954年9月28日-10月1日初冬の北アルプス・穂高，槍，燕岳逆縦走・単独行は国立相模原病院外科リクリエーション・諏訪湖，霧ケ峰高原行のうち，諏訪湖畔観光27日1泊のみ参加して単身北アルプスへ。天候に恵まれ28日諏訪－松本－新島々駅－（バス）上高地，白樺荘泊。河童橋を早朝出発，涸沢付近で黒い野葡萄を摘み食いしながら穂高岳山荘着。荷物を預け奥穂高・前穂高岳等登頂，奥穂経由穂高岳山荘帰着泊。30日同山荘発－涸沢岳－北穂高乗越岳山頂－南岳－中岳－飛騨乗越（初雪の候で這松林のガスの切れ目に子連れで移動する雷鳥の羽毛が白くマダラに生え変わりつつあるのが観察されました）－肩小屋－槍ヶ岳登頂－ヒュッテ大槍－水俣乗越－大天井小屋泊。10月1日同小屋発－大天井岳－（燕山荘前のお花畑で‘大きい方’をもよおしてしゃがむ。投下された代物が真っ黒でタール便様。一瞬ギョッとするが，昨朝，涸沢付近で野葡萄を摘み食いしたことを思い出しほっとする。天気晴朗，気分も爽快となり，ルンルン気分でアルプス銀座闊歩）－燕岳山頂経由－燕山荘－合戦小屋－中房温泉露天風呂入浴－バス松本－八王子－原町田駅。
縦走中9月30日午前中の出来事：人影のない北穂高岳付近のガラ場で滑落寸前，臨死体験様。それは20kg以上のキスリングを背負ったままのわたしの体が，滝谷側に5mほどガラ場をすべり落ち，岩に引っかかって止まり，事なきを得ましたが，そのほんの数秒の間に，“今ここで俺が死んだらおふくろは・・・”と一瞬の間にさまざまな想念が走馬灯のように脳裏にひらめき，いわゆる臨死体験とは違った貴重な心象的臨場体験を得ました。
これら年間23回のわたしの国立相模原病院での山行はまさに医学部専門4年間の医学のインターンと同じく山歩きの実地修練でもありました。
2．鹿大医学部山岳部発足（1955）の頃
詳細は筆者（旧姓鶴留）記述の「鹿児島大学医学部山岳部発足の頃」，鹿大医学部山岳部部報特集号，鹿児島大学医学部山岳部，1993年1月刊（58頁）P8-24に筆者らの国立相模原病院インターン中の登山の期日，コースの概略も含め主に1950年台の山行の記述と“初期の山岳部員：1957年冬，城山麓の旧鹿児島大学附属病院臨床講義室裏にて”（現鹿児島医療センター西側，写真3），昭和33年鹿県大医卒・卒業アルバムより転載がP24に掲載され，同特集号の巻頭言には山岳部新顧問・筆者の「鹿児島大学医学部山岳部・部報特集号刊行に寄せて」に続いて前顧問・尾辻省悟名誉教授の「山岳部の皆さんお元気で」，筆者の「山岳部発足の頃」，「中国シルクロードの山々を望む」。さらに昭和34年卒野上鉄蔵「鹿大医学部山岳部創設の頃の想い出」，同故佐藤陽一「あの頃の屋久島登山 鹿大医学部山岳部創生時」，同「第九回西医体山岳の部（九重山）」，同「鶴見岳登山－九重西医体後一九五七年 十月丗日」，同「鹿大文化祭 高隈登山」，昭和35年卒姫野幹人「山の想いで」，昭和35年卒楠元正輝「霧島山と私」，文化祭登山参加者の一人「高隈登山記－鹿大文化祭行事 昭和三十二年十一月十五日，十六日」，昭和38年卒鹿島友義「霧島に魅入られて」，昭和53年卒鎌田哲郎「山と私」，同（風の又三郎）「山について思う事」，尾辻省悟教授退官祝賀会によせられたハガキが5通：昭和33年卒友田秀教，昭和38年卒鹿島友義，昭和61年卒領家 勉，昭和62年卒故前田義一，山岳部部員一同（1993年当時）が末尾に掲載。
その後初代の山岳部が休部状態となり，新たに再生されたと聞きますがその記録を，筆者が所属しずっと見守ってきた柔道部，弓道部と違って確認できていないのは心苦しい次第です。
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| 写真3 1957年冬，城山麓の旧鹿児島大学附属病院内臨床講義室裏に て創部時メンバー「鹿大医学部山岳部部報特集号－前部顧問 尾辻省悟教授退官記念－」1993年1月より |
3．第51回ピースボート地球一周クルーズ同航海in白馬の印象
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（註）写真1，2，4は同航海事務局編集配布の写真集・ビデオの一部を改編転載させていただきました。
下記大会が霧島市にて開催されますので，お気軽にご参加ください。詳しくはホームページをご参照ください。
| 第19回温泉学会鹿児島・霧島温泉大会 日 程：2014年9月13日・14日 会 場：霧島いわさきホテル テーマ：「国立公園と温泉」 参加･受講料：学会員は無料（会員以外は1,000円） 内 容：鹿児島大学名誉教授川平和美先生の特別講演やシンポジウム等 大会公式ホームページ：http://taikai.onsen-ac.org |
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