=== 年頭のあいさつ ===

新 年 の ご 挨 拶
鹿児島県看護協会 会長

     平 川 涼 子

 新年おめでとうございます。鹿児島市医師会の皆様に謹んでお慶びを申し上げますと共に日頃から本会事業に対し温かいご理解とご協力を賜り,心から感謝申し上げます。新たな年が,皆様にとりまして素晴らしい一年でありますようお祈り申し上げます。

 昨年を振り返ってみますと,実に多くの出来事がありました。暗い出来事が多い中,2020年開催の東京オリンピックやイプシロンロケットの成功,楽天の優勝等は新たな希望とやる気をもたらしました。流行語も多様で,アベノミクス・ブラック企業・今でしょ・じぇじぇじぇ・おもてなし等いろんな場面で飛び交い,広がりの速さを実感致します。
 鹿児島県看護協会のビッグなイベントとしましては,12年ぶりに日本看護学会・老年看護学術集会を開催できたことです。市民文化ホール・サンロイヤルホテルの2つの会場に全国から2,000人を超える方々においでいただきました。元気高齢者の多い日本は世界のモデルであり社会が成熟している証拠であること,高齢者が自ら輝いて地域の中で過ごせるよう整えていくことが私たちの職務であること,多職種の連携がさらに重要であること等,あらためて認識致しました。鹿児島の文化や歴史,食の豊かさ等も全国へ発信できたのではないかと思っております。
 今年は,どのような一年になるのでしょうか。医療分野では,診療報酬改定の年であり,消費税の引き上げに伴う財源の活用が論議されております。医療機関の機能分化はますます進み,入院・外来機能の強化や在宅医療の推進等,患者が切れ目なく必要な医療を受けられるよう計画されておりますが,医師・看護師不足や地域偏在も大きな課題であり,どのように医療提供体制を再構築していくかが問われていると思います。
 本年度,鹿児島県看護協会では,新たな事業(日本看護協会から受託)として「助産師出向支援モデル事業」を計画しております。県内の就業助産師は526人(平成24年12月)ですが,70%近くが鹿児島市内の病院に勤務しています。地域偏在が少しでも改善できるよう出向元・出向先施設の条件をマッチングし,出向を実現させるものです。よい形で進行し,次の段階へ発展できることを願っております。
 社会や県民のニーズに合わせて,様々な事業を創出していかなければならない時代です。公益法人として何ができるのか模索の毎日です。本年も是非皆様のご支援をいただきたいと思っております。なにとぞよろしくお願い致します。
 結びに,貴医師会のますますのご発展を祈念申し上げて新年のご挨拶と致します。



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