=== 年頭のあいさつ ===
新 年 の ご 挨 拶 |
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謹んで新年のお慶びを申し上げます。
鹿児島市医師会の先生方におかれましては,希望に満ちた新年をお迎えになられたことと,心よりお慶び申し上げます。また,先生方には,我々鹿児島市薬剤師会の会員が日頃からひとかたならぬお世話になっておりますことに心から感謝申し上げます。
さて,昨年は2020年の東京五輪開催が決定し,6年後に向け早くも期待が高まっています。特に招致のプレゼンテーションは,日本のよさをIOC委員の心に訴える素晴らしいものでした。まず,高円宮妃久子さまが,IOCからの被災地復興支援に対して謝意を述べられた後,骨肉腫で右足膝下を切断したパラリンピアンの佐藤真海さんが「私がここにいるのは,スポーツによって救われたからです。」と話しました。それがIOC委員たちの心を開き,彼女の4分間のスピーチが人々の心に響いて,感動の幕開けとなりました。
そして,日本人のおもてなしの心を流暢なフランス語で紹介した滝川クリステルさんや,日本のトップにふさわしいスケールの大きなスピーチをされた安倍晋三首相の話に続き,招致委員会の竹田恆和理事長が「日本は,過去の五輪・パラリンピックでドーピング違反者はいない。」と紹介し,日本スポーツ界のクリーンさを強調されました。「TOKYO 2020」の発表の瞬間,オールジャパンが,号泣と満面の笑顔で喜びを分かち合っている姿が感動的でした。2020年の東京オリンピックは,単に経済効果だけでなく,夢や希望をもたらしてくれるオリンピックとなることでしょう。
鹿屋体育大学の低酸素室でトレーニングをされた三浦雄一郎さんのエベレスト登頂も快挙だと思いました。エベレストに登るために高齢にもかかわらず心臓手術をされたと聞き,日本のレベルの高い医療が今回の登頂を支えていたということを強く感じました。まさに三浦さんの「人間はいくつになっても可能性がある。」という言葉の通りだと思います。
政治の世界に目を向けますと,参議院選挙は大方の予想通り自民・公明の与党が圧勝しました。これで衆議院と参議院での「ねじれ」が解消し,安倍晋三首相の進める経済政策「アベノミクス」にも強い追い風が吹くことでしょう。首相は,経済政策をすすめ景気回復を実りあるものにしたいと考えています。そんななか,楽天の三木谷さんの熱望に押され,医薬品のネット販売を高らかに発表しました。医薬品の販売は,本来,居を構えて行うものであり,その中で受診勧告も行えるわけであります。これからも注意深く見守っていく必要がございます。
今年は,診療報酬改定などもあり,いろいろと問題山積のような気がいたします。鹿児島市三師会として,しっかり連携して進んでまいりたいと思っております。
最後になりましたが,鹿児島市医師会の先生方のご健康と,ますますのご活躍を心より御祈念申し上げまして,新年の挨拶といたします。

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