=== 年頭のあいさつ ===
新 年 の ご 挨 拶 |
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 平成25年の新年を迎え,鹿児島市医師会の皆様に謹んでお慶びを申し上げますと共に日頃から本会事業に対し温かいご理解とご協力を賜り,心から感謝申し上げます。
少子・超高齢・多死社会を迎え,医療提供体制の確保や医療提供の量と質の再評価が必要となっており,市医師会の皆様におかれましてもお忙しい1年となりそうですが,素晴らしい年でありますようお祈り申し上げます。
さて,本会は「県民の皆様の健康な生活の実現に寄与すること」を目的として,昨年4月から公益社団法人としてスタートいたしました。移行認定申請作業は3年以上を要しましたが,基本理念,定款,定款細則,公益事業,法人事業,会計処理など再度検討したことで,本会組織の課題も明確になり,会の発展に向け会員一同前向きに取り組んでおります。
平成24年度は,重点事業を3つあげました。1.働き続けられる職場づくり,2.在宅・介護領域を支える看護機能の充実,3.看護の質向上です。保健師・助産師・看護師職能委員会活動や教育企画も重点事業と連動し,会員,非会員を問わず,多くの皆様が参加してくださるよう工夫しました。なかでも,1では,日本看護協会との共催でワーク・ライフ・バランス(WLB)ワークショップを開催し,参加施設の積極的な取り組みはマスコミでも紹介されました。各施設はさまざまな職種からなるWLB推進委員会を組織し,院内の分析や改善の数値目標等設定し活動中です。また,看護職確保のための就職ガイダンスの開催,看護学生や潜在看護師が就業場所を探す手掛かりや職場理解を深める情報提供のために,県内76施設のホームページと本会ホームページとのリンクも始めました。このリンクは「さがすサポート」として好評です。
2では,介護施設の看護の実態調査や研修システム等について調査しました。勤務する看護職の役割や介護職との連携などチームケアの重要性が明確になりました。入居者も多様化しており,医療・生活・看取りのニーズに適切に対応していく必要があります。国も平成25年度からの新しい医療計画の中に在宅医療の充実に向けた計画の整備を義務づけていますので,在宅・介護領域を支える看護機能の強化は,さらに検討し平成25年度も取り組みたいと思います。
最後に3では,専門職として質向上のため,多くの研修を実施しました。今後も継続し,多くの方に参加いただけるよう地区への出前研修も充実させたいと思います。本会と同じ内容・講師での研修を,身近な場所で受講できるとよい評価を得ています。
今年は,日本看護協会との共催で「老年看護学術集会」を,7月25〜26日に鹿児島市民文化ホールで開催します。メインテーマを「高齢者が自ら輝く社会へ〜安心して生きることを支える看護の力〜」として,全国平均より高齢化が10年進んでいる鹿児島から発信できればと考えています。こちらの方もぜひ先生方のご支援をいただきたいと思います。
結びに,貴会のますますのご発展を祈念申し上げて新年のご挨拶といたします。

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