新 年 の ご 挨 拶
| 鹿児島市薬剤師会 会長 原 浩 一 |
謹んで新年のお慶びを申し上げます。鹿児島市医師会の先生方におかれましては，希望に満ちた新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。また，かねてより我々の会員が大変お世話になっていることに心から感謝申し上げます。
昨年は，ロンドンオリンピックにおいて日本選手の大活躍があり，多くのメダルを獲得し大いに盛り上がりました。特に女子の健闘が目立ちました。鹿児島にゆかりのある選手では，バレーボールの新鍋理沙さんと迫田さおりさんは，先発起用に中心的活躍で応えました。女子サッカーのGK福元美穂さんは，怒涛の攻めを，神業的健闘でしのぎました。近年，男子よりも女子の方がエネルギッシュであり，また多くの活躍を見るにつけ，一抹のさびしさを感じます。医療も女性に押されつつあり，我々男性の奮起する番であるように感じます。
さて，我々薬剤師会は昨年6年生卒の薬剤師が仲間入りして参りました。実務実習を積み，現場に即応する力を持っての登場であります。多くの期待をしておりますし，いつでもどこでも，質の高い優れた医療を受けることができるという声に応えるべく，活躍を期待しております。平成7年に阪神・淡路大震災がありました。その時の処方箋受取率は，約20％でしたが，平成23年の東日本大震災時には63％に達していました。この時の薬剤師現場派遣形態は，ボランティアから正式要請に変わり，被災者への医薬品の交付，説明に多くの貢献をいたしました。これは先生方の日々のご指導の賜物であると感謝いたしております。今後も人々のニーズに応え，職能発揮できるように努めて参りたいと思っております。また，国民医療費の30％近くを占めている薬剤費を節減するよう国からの要望があり，医療財政と患者負担の軽減の観点から社会的評価と信頼を高める努力をしているところであります。この努力が，医療現場にきちんと反映されることを願っております。
昨年11月の鹿児島市長選挙において，医療団体の総決起大会を開き森 博幸市長を送り出せたことは，我々の団結とこれからの市民の保健福祉に対してよりよいメッセージになったと思っております。森市政をバックアップしていくと同時に市民目線に立ち，先生方と力を合わせて進めて参りたいと思っております。
終わりに，本年も皆様のますますのご健勝，ご活躍を御祈念申し上げまして，新年の挨拶とさせていただきます。
(C)Kagoshima City Medical Association 2013