新年明けましておめでとうございます。
鹿児島市医師会の先生方におかれましては,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また,日頃から鹿児島県臨床検査技師会の運営に際しまして,心温かいご理解とご支援を賜り心から感謝申し上げます。
平成24・25年度 社団法人 鹿児島県臨床検査技師会(鹿臨技)の新執行体制が先の総会(昨年5月27日)において承認されましたことをまずご報告させていただきます。また,私が一期目に引き続き,鹿臨技会長に選出されましたことを重ねてご報告いたします。
さて,新年度の鹿児島県臨床検査技師会の事業ですが,基本的には,鹿臨技会員の資質の向上と,鹿児島県民のための公益事業に取り組むことを目標にいたします。さらに今年度の重要課題として新法人への移行問題があります。昨年の5月総会で新定款の改正を承認していただき,「一般社団法人」への準備が終了し,県への申請最終段階にきております。次にもう一つの大きな事業として,昨年,鹿臨技創立60周年を迎えました。記念行事(記念式典・祝賀会)を平成25年1月26日に開催します。私としましては,この設立60周年記念大会を次の10年への第一歩と位置付け,新しいものを生み出すことができる行事と捉えております。
また,私は,昨年の6月2日の九州臨床検査技師会(九臨技)および日本臨床衛生検査技師会(日臨技)九州支部会の役員改選におきまして,九臨技の副会長,さらに日臨技九州支部の副支部長に任命されました。日臨技も昨年5月26日に新執行部が誕生し船出いたしました。このような組織改革の中で,私は九州の副会長・九州副支部長を任された以上,九臨技と日臨技の橋渡しという責務の中,臨床検査技師本来の活動趣旨である「学術向上」を目標に学術活動を強化しつつ,臨床検査技師同士の連携を行い,最終的には「臨床検査技師の絆」を構築していきたいと考えております。
また,臨床の現場ではチーム医療の一環としてNST(栄養サポートチーム),ICT(感染制御チーム)等において臨床検査技師が参加しております。ここでは,専門的な知識だけでなく分野を超えた幅広い知識・技術が求められております。このような医療社会の中で,我々はすべての検査部門のデータを読み取り,医師へ報告できる病棟検査技師の配置,あるいは直接患者様へ説明できるような検査業務案として,「診療支援技師」の職種など業務拡張が望まれます。
最後に鹿児島市医師会の先生方の診療支援チームの一員として,しっかりと臨床検査技師の仕事をこなすことができるような技師会活動を行う所存でありますので,ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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