=== 年頭のあいさつ ===
年 頭 の ご 挨 拶 |
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平成22年の輝かしい新春を迎え、鹿児島市医師会の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。
皆様方におかれましては、日頃から保健・医療・福祉行政をはじめ市政への温かいご理解とご協力を賜り、市政が順調に進展しておりますことに対しまして深く感謝申し上げます。
とりわけ、昨年の春から世界的に流行している新型インフルエンザは、本市においても子供を中心に感染が広がり、市民生活への影響も懸念されておりましたが、鹿児島市医師会の皆様をはじめ各機関の協力のもと、適切な対応が図られているところでございます。重ねて、厚くお礼申し上げます。
さて、国内経済は先行き不透明な厳しい状況が続いており、また、人口減少や少子高齢化の進行、地球規模での環境問題、さらには国・地方を通じた厳しい財政状況など、我が国は多くの課題に直面しております。
山積する課題への国民の不安や閉塞感などを背景に、昨年九月には政権交代が行われ、新政権において、これまでの政策の抜本的な見直しや従来とは異なる手法等による政権運営が進められております。
こうした大きな変革の時代にあって、私は、厳しい行財政環境を踏まえ、これまで以上に費用対効果を見極めながら、施策・事業を峻別するとともに、本市を取り巻く社会経済情勢の変化に迅速かつ的確に対応した施策を展開していかなければならないと考えております。
九州新幹線の全線開業までいよいよ一年余りとなりました。全線開業に向け、この一年、中心市街地のにぎわい・活力の創出や、本市固有の資源・特性を最大限に生かした観光振興など、鹿児島ならではの魅力づくりを官民一体となって加速させてまいりたいと考えております。
また、地球規模の環境問題は喫緊の課題であるという認識に立って、持続可能な循環型社会の構築に向け、市政のあらゆる分野で環境の視点を重視した取組みを引き続き進め、豊かな環境と共生する「環境リーディングシティ」を目指してまいります。
一方、厳しさを増す社会情勢の下にあっては、子どもから高齢者まで全ての市民が健やかで快適に安心して暮らせるまちの実現が、何よりも強く求められており、未来に向けて明るい展望の持てるまちを創っていくことは、市政運営を託された私の使命であると考えております。
そのため、各種福祉施策のきめ細やかな充実を図りつつ、市民がともに支え合い、一人ひとりが生きる幸せを心から実感できる地域社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
さらに、あらゆる知恵と創意を結集し、本市の大きな発展可能性を踏まえ、新たな時代を見据えた施策にも積極果敢に挑戦してまいりたいと考えております。
これからも、市民の皆様とのパートナーシップを大切にした「市民が主役の鹿児島市の実現」を基本理念に、市民の皆様の笑顔がひろがる、未来に輝く「元気都市・かごしま」を創造してまいりたいと考えております。
冒頭にも申し上げましたが、新型インフルエンザをはじめ、市民の健康の危機管理は大きな問題であり、今後とも、鹿児島市医師会の皆様をはじめとする関係機関等と緊密な連携を図りながら、市民の健康づくりを推進してまいりたいと思います。
本年も市政の推進に、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたしますとともに、新しい年が皆様にとりましてすばらしい年でありますよう、心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。

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