編集後記

 甲突川沿いの桜も満開となっております。木市も昔ほどではありませんが休みの日にはそれなりに賑わっています。また、第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本は野球発祥の国である米国を下したあと23日(日本時間24日)には、北京五輪金メダルの韓国とのアジア対決。日本が延長十回、イチローの決勝タイムリーで突き放し、5−3で勝ちました。九回裏、同点に追いつかれたときにはもうだめかと思いましたが、延長十回、内川、岩村の安打などで二死二・三塁とし、イチローの中前タイムリーで2点をあげ、やはりスターはここぞという時に輝くものだと感心致しました。春の訪れに誘われて明るく元気がでるニュースが続くようにと祈っております。WBC決勝が終了してからこの記事を書いておりますので編集後記の締め切りに遅れ、事務局の方へご迷惑をおかけしましたが、とにかく勝ってよかったです。
 この編集後記を書く時点で、すべての原稿をいただいておりませんので、医報の記事全てについての後記ではないことをご了承ください。
「論説と話題」では池田耕治理事より医師会の将来の方向性を会員にわかりやすくご報告いただきました。会館建て替え、公益法人制度改革への対応など今後、理事の先生方は大変だと思われました。
 鹿児島市医師会病院、山口淳正前院長と田畑峯雄新院長に「挨拶」をいただきましたが、DPC(診断群別包括評価)導入や病院機能評価など、どの病院も経営苦労の種はつきないようです。ご苦労様です。
「くすり一口メモ」では普段、何気なく処方している座剤に油脂性と水溶性があることを教えてもらいました。
「学術」には今村病院より非典型的クローン病の1例を豊富な画像とともに提示していただきました。
「随筆」では古庄先生の珍しい切手、鮫島先生の温泉についての興味あるお話、堂園先生よりグランドゼロのお話を寄稿していただきました。いつもながら鮫島先生のお話にはいつ、またどれだけの活力で調査をされるのだろうと驚かされました。堂園先生のニューヨークマラソン参加のお話は以前聞いておりましたが、再度の渡米は産婦人科医不足の鹿児島の現状ではなかなか難しいかもと絶滅危惧産婦人科医の苦労を共感しております。
「区・支部だより」では、錦江支部三師会、城山支部会よりいただきました。
 事務局より「各種報告」がありますが、29、30、31、32回と今回は4回の理事会報告、平成20年度の日本医師会医療情報システム協議会、日医学校医講習会、母子保健講習会などの報告があり盛りだくさんです。
「附属施設だより」は看護専門学校専門課程卒業式の報告ですが、今回が3学年の揃う最後の卒業式ですとの答辞の一文が心に残りました。
「鹿市医郷壇」では兼題「写真」でした。宇根編集委員長によりますと少しぐらい下手でも投稿してよいとの事。皆さん、そろそろ挑戦してみましょうか。
 花見の季節ですが、花冷えのする季節でもあります。厳しい労働環境の中、会員の皆様お体に気をつけて。

                                        (編集委員 大西 義孝




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