年 頭 の ご 挨 拶
| 鹿児島市長 森 博 幸 |
平成21年の輝かしい新春を迎え、鹿児島市医師会の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。皆様方には、日頃から保健・医療・福祉行政をはじめ市政に対し、温かいご理解とご協力を賜っておりますことに深く感謝申し上げます。
私は、先の市長選挙におきまして、引き続き、鹿児島市長としての重責を担わせていただくことになりました。
これからの4年間、本市のさらなる飛躍を目指し、その使命と責任を果たすべく、私の持てる力と情熱のすべてを傾注してまいりたいと、新年を迎え決意を新たにいたしております。
さて、景気の状況が一段と厳しくなるとともに、少子高齢化の進行、国・地方を通じた厳しい財政状況など、我が国は多くの課題に直面しており、これらは本市にも大きな影響を及ぼしています。
こうした激動の時代にあって、私は、引き続き施策の峻別を徹底し、これまで展開してきた施策をさらに充実するとともに、あらゆる知恵と創意を結集する中で、新しい時代に対応した施策にも果敢に挑戦し、未来に明るい展望を切り拓いてまいりたいと思います。
近年、地球規模の環境問題は、人類の生存基盤に関わる喫緊の課題となっており、持続可能な循環型社会の構築に取り組むなど、豊かな環境と共生するまちづくりを進めることは極めて重要です。昨年オープンした環境未来館を環境まちづくりの拠点にして、さらに有効活用をしていきたいと思います。
そして、あらゆる分野において環境の視点を重視した、地球にやさしいまちづくりを進め、市民の皆様の貴重な財産である豊かな自然を次代に引き継いでまいります。
いよいよ、平成23年春には、九州新幹線が全線開業いたします。
交流人口の増加による経済効果など本市に大きな活力を与えることが期待される一方、北部九州や中国・関西地方との都市間競争の激化が予想されます。
今後、大河ドラマ「篤姫」の放送という非常に大きな追い風を一過性のものとすることなく、しっかりと定着させていくことが重要であることは言うまでもありません。
九州新幹線の全線開業を見据え、中心市街地活性化の推進や、鹿児島ならではの地域資源や特性を最大限に生かした観光振興などにより、国内外の皆様にとって魅力あふれるまちづくりを進めてまいります。
さらには、子どもから高齢者まで全ての市民が安心して安全に暮らせるよう、市民の皆様をはじめ関係団体と連携し、安心安全なまちづくりをこれまで以上に進めるとともに、市民一人ひとりが生きる幸せを心から実感できる地域社会を実現していかなければなりません。
そのためには、子育て支援施策や福祉施策のきめ細やかな充実を図るほか、子どもたちの郷土を愛する心と進取の気風を育むための教育にも力を注いでまいります。
これからも引き続き、市民の皆様とのパートナーシップを大切にした「市民が主役の鹿児島市の実現」に向け、「ともにつくろう 人とみどりが輝くまち・かごしま」をスローガンに、市民の皆様の笑顔があふれ、未来への希望に満ちた、世界に躍動する「元気都市・かごしま」を創造してまいりたいと思います。
本年も市政の推進に、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたしますとともに、新しい年が皆様にとりましてすばらしい年でありますよう、心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。
(C)Kagoshima City Medical Association 2009