== 鹿市医図書室 ==
異 色 の ド キ ュ メ ン タ リ ー
『 遺 品 整 理 屋 は 見 た ! 』 |
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先日、長男嫁が私の誕生日に贈ってくれた本で、遺品整理という仕事を通じて世間の苦労を重ねながら社会貢献して成功した人の体験談物語。草莽に点る一燈、琴線に触れ、納得納得の一冊。とても平易でわかり易い文章。誠心が行間に溢れて思わず読書に引き込まれてしまう。凡人にはとても出来そうにない縁の下の力持ちなればこその感を深くする。
『遺品整理屋は見た!』221ページ、B6判、扶桑社発行、2007年2月20日第6刷、著者:吉田太一。
まえがき、略
以下、目次の羅列のみに止める。
第 1 話・死臭に気づかなかった理由。
第 2 話・放火、焼死、そして賠償。
第 3 話・死んでからも、なお孤独。
第 4 話・知られたくなかった性癖。
第 5 話・奇妙な依頼主。
第 6 話・住所のない家。
第 7 話・ストーカーの執念。
第 8 話・消えた実印。
第 9 話・行き場のない形見。
第10話・突然のクレーム電話。
第11話・大家さんのとんだ災難。
第12話・大家さんを激怒させたひと言。
第13話・弟を想う姉の慟哭。
第14話・暗闇でウジ虫との格闘。
第15話・息子の死を理解できない母親。
第16話・煉炭で集団自殺。
第17話・解けてしまった遺体。
第18話・静かなる相続争い。
第19話・惨劇の部屋。
第20話・無念を訴える黒い影。
第21話・変わり果てた姿での再会。
第22話・遺品処理の生前予約。
第23話・シャッター通りの悲劇。
第24話・形見は猫二十九匹。
第25話・意外と若い孤独死の年齢。
第26話・八年間ゴミを貯めた大豪邸。
第27話・離島で息子が不慮の事故に。
第28話・ゴキブリとともに一年。
第29話・息子の孤独死。
第30話・地獄風呂で危機一髪。
第31話・自殺場所の一枚の写真。
第32話・見知らぬ親戚。
第33話・引きこもり中年の最期。
第34話・離れに引きこもった老人。
第35話・ある教師の知られざる横顔。
第36話・両親に残したとんでもないもの。
第37話・飛び降り現場の後始末。
第38話・十九歳の孤独死。
第39話・排ガス自殺者。
第40話・風変りな依頼。
第41話・誰から聞いたんですか。
第42話・自殺現場はホテルの十三階。
第43話・ニートの部屋の二つの箱。
第44話・殺人現場で学んだこと。
第45話・冷蔵庫のような真っ暗な部屋。
第46話・少年の言葉にホロリ。
あとがき、略。

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