春爛漫。鹿市医報には一足早く明るい春が訪れました。新年度の巻頭を飾る藤の花をありがとうございました。
春は若い人の飛び立つ季節でもあります。看護専門学校高等課程の修学旅行は楽しそうですね。看護専門学校両課程の卒業式もありました。若い力が医師会にも注入されました。
夜間急病センターの運用形態が変更となり約一年が経過。関係各位のご苦労がよく分かります。特に小児科は子育て真っ最中世代の共働きという社会状況を反映しているのでしょうか、準夜、深夜帯の医療提供が望まれているようです。医療提供体制の多様化の必要性を示唆する状況なのかも知れません。
高額な癌治療薬剤費の「くすり一口メモ」は考えさせられます。ひところ、いや、昔と言うべきか、「たばこは町内で」という野立ての看板を地方で見ることがありました。「くすりは国産を」という考えも大切な保険財源を国内に留めるには必要かも知れません。
酒の肴に魚が好物のグルメ医師の私には魚骨による腸管穿通は勉強になりました。泥酔状態での魚食は要注意、アナムネをよく取って画像診断をしっかり、と言うことです。
鹿児島市学校心臓検診は小児科医と循環器医そして関係各位の大変なご努力で維持されています。前号では18年度の詳細が報告されました。今回の学術は蓄積データの解析で、日本の心臓検診が有用であることを初めて鹿児島発で世界へ報告した田中先生自身の論文紹介とのことです。関係各位のご努力に頭が下がります。医師会HPでみると、毎年16,000人以上の学童のみならず、学校職員2,100人も診ていることが分かります。
クッシングは動物病院でも腕を磨き研究をしています。クッシング病の発表はまだ先のようです。
今回の医学切手はちょっとドキッとします。いろいろな切手を見せていただきありがとうございます。
人生は年嵩ではなく質、と曰のたまひながら七色褌を締め、上質の齢を重ねられる脇丸先生には畏れ入ります。
支部、区によっていろいろ懇親模様が異なるものです。ダーツを持ち込んでの支部夜会は楽しかったことでしょう。
日医での各種講習会や協議会の内容がそれぞれ詳細に報告されています。事務局による各種報告も併せて是非お目通しください。
鹿市医郷壇は作句教室あり、鑑賞ありで新参、返り咲きをお待ちしています。鹿児島弁が苦手、私は粋だという方には都都逸がございます。鼻唄まじりでどうぞ。
(編集委員長 宇根 文穗)

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