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錦江支部 城山狐狸庵
真っ赤なたすきに菅笠かぶり 茶摘娘の晴れ姿
お茶を摘み摘み歌った歌は 母に習いし知覧節
茶摘娘の歌声流れ 空にゃ一声ほととぎす
薩摩おごじょの茶摘の歌は 調子合わせたおはら節
鑑 史朗
家族そろって 摘む一番茶 平和の里の ありがたさ
折り込み都都逸
お 題:「ちやつみ」
錦江支部 城山狐狸庵
父と母とが やっきになって つまらぬ男と 見合いさす
ちっとやそっとじゃ 止めてはくれぬ 罪な総理の 宮参り
蝶よ花よと 優しく育て つまるところが 見ちゃ呉れぬ
ちょっぴり今夜は 妬けるじゃないの つかぬ噂を 耳にして
鑑 史朗
誓う禁煙 約束守る ついに破った 三日目に
地名変えたが やっぱり妙だ つなぐ歴史に 魅力なし
鹿 市 医 都 都 逸 募 集
◎6号募集要項
お 題 ・都都逸 「梅雨入り」
・折り込み都都逸 「つゆいり」
つ□□□□□□
ゆ□□□□□□
い□□□□□□
り□□□□
締切日 平成18年6月5日
◎7号募集要項
お 題 ・都都逸 「七夕」
・折り込み都都逸 「たなばた」
た□□□□□□
な□□□□□□
ば□□□□□□
た□□□□
締切日 平成18年7月5日
送付先 〒八九二−〇八四六
鹿児島市加治屋町三番十号
鹿児島市医師会『鹿児島市医報』編集係
TEL 〇九九−二二六−三七三七
FAX 〇九九−二二五−六〇九九
E-mail:kasiisoumu-e@po.minc.ne.jp
都 都 逸 募 集
『鹿児島市医報』では、都都逸を募集いたします。
都都逸は江戸後期に流行した「七・七・七・五」の二六音字で詠まれる定型詩です。恋情を詠ったものが一般的ですが、社会風刺的な都都逸も数多く生まれています。
俳句や短歌のように季語などの難しい制限がなく、日常の出来事を題材に、粋に面白く、ときに皮肉を込めて、自由に詠える都都逸は、その親しみ易さから時代を越えて多くの愛好者がいます。
初めての方でも下記の「都都逸講座」を読めばバッチリです。皆さん、都都逸に挑戦してみませんか?
ユーモアと機知、風刺に富んだたくさんの作品をお待ちしております。
都都逸講座
都都逸は「七・七・七・五」の二六音字の定型詩ですが、ひとつルールがあります。
それは、「七・七・七・五」の七音のかたまりを更に「三・四」「四・三」「三・四」「五」のリズム(語呂がよくなる)で詠むというものです。
最初の七を「上七」、二番目を「中七」、三番目を「下七」、最後の五を「座五」といい、上七と下七には字余りが認められていますが、その形は四四形に限られます。
また、字余りではありませんが、中七は「四・三」形の他に「二・五」形が認められています。
例えば、『散切り頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする』という歌では、「ざんぎりあたまを」を上七、「たたいてみれば」を中七、「ぶんめいかいかの」を下七、「おとがする」を座五といいます。
折り込み都都逸
在原業平の詠んだ和歌に「か・き・つ・ば・た」を詠み込んだ、『からごろも きつつ慣れにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思う』というものがあります。
折り込み都都逸も同じように、与えられた四文字の題(今回は「ちゃつみ」)を一文字ずつ七・七・七・五の頭に持ってきて詠みます。
頭のことばが決められていますので、初めての方でも作りやすいと思います。
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